電話男

本題の前に、海外に電話を掛ける場合、皆さんは如何していますか？

中国にもＩＰ電話があります。
日本に掛けた場合、１分３元（４２円）
一般電話で、１分７元（９７円）

物価を考えた場合、いかに高いかァ！

１分喋れば、ビール１本です。

※日本のヤフーから中国に掛けた場合、３０円なのに
中国から掛けた方が高いです。

ここで、ご存知かと思いますが、無料の電話があります。
コンピューターにダウンロードしていたら、何処の国でも無料で通話できます。

１番繋がりがよく、利用するのが

Ｓｋｙｐｅです。
クリックでスカイプのＨＰに。

これで、友達同士、仕事の話も用を済まします。
このスカイプは、中国人もかなり利用しています。
私が、住んでいる地域、Ｃｈｉｎａ、青島、言語、Ｊａｐａｎｅｓｅと登録をすると、かなりの確立で、中国人の日本語を勉強している方がコレクトを求めてきます。
友達が欲しい方は、登録してみれば！
いきなり、仲良くなった方も居ますよ！

私は今のスカイプ名に変えるまで、許可ばかり出していたら、１次期１００人以上の中国人の登録が溜まり、ゆっくりＰＣが出来なかった事もあります。
ここのＨＭと同じ名前で登録しています。

※一時期、中国政府が規制に乗り出しましたが、どうやら諦めたようです。

それでは『電話男』中国編です。

中国人は喋るのが大好きです。所構わず、バス、列車、病院、どこでも、平気で大声で携帯電話を掛けています。

最近私は、列車で３００ｋｍの道のりを移動するのですが、中国の列車には、色んな人間が乗ってきます。その中でも強烈だったのが『電話男』です。

中国の硬座席は、向かい合って４人掛け、６人掛けのタイプなのですが、向かいとも距離が短く、また隣との距離も狭くて、窮屈なのです。

しかし、

中国人は、日本人とは違い、他人との距離を気にしない方が多く、触れても平気なのです。日本人は、通勤電車でさえ、触れるのを気にしていますが、中国人は全くと思うほど、気にしていません。

ここで、私は６人掛けの真ん中の席だったのですが、隣は若い女性、反対側の隣は若い男性。向かい側が総て、中年男性の６人掛け。

隣の女性は窓際で、必死にひまわりの種を食べています。
※中国人は暇になると、豆ばかり食べています。
私はこの娘を『ハムスターちゃん』と名付けました。

横の男は、足を小刻みに動かす、通称『貧乏揺すり君』
※これも、中国人には必ず居ます。決まって私の隣に居ます。なんで？！？

向えの席の通路側には、手に刺青をした通商『チンピラ』※中国人も１ポイント刺青が、若い人では流行っています。

向え真ん中にも、豆ばかり食べる中年男性、通称『ねずみ男』

そして、向え窓際に、今回１番迷惑な『電話男』が座っています。

この顔ぶれで３時間、列車の楽しい旅です。

ねずみ男と、ハムスターちゃんは、競い合うようにひまわりの種を食べまくります。種のカスが回りに飛び散ろうとも、人の迷惑が掛かろうとも、知らぬ存じぬで、己の道を進みます。

隣の貧乏揺すり君の、止まる事なく、小刻みに足を震え続けます。

ここで、ケンボーの一言

「お願い、豆のカス飛ばさないで、掛かるのですけど！」

「おいお前！頼むから、人の領域まで入って、震えるのは止めてくれ！」

そして

電話男は、３時間、大声で電話を掛けっぱなし！

なんと

携帯電話３台所有！

１時間くらい、電話で喋った頃、電源が切れたからと、切ったのですが、懐からニヤリと２台目！
その後、３０分くらいで、また切れて、鞄からニコリと３台目！！

また３０分くらい経って、やっと終わったと！と、ねずみ男、ハムスター、貧乏揺すりも、かなり頭にきていたのか、ふゥ～とため息！

みんなで睨んでいても、お構いなしの電話男が、２時間喋ってやっと、電源が無くなりやっと、電話を諦めてくれました。

しかし！！

電話男が、鞄から秘密兵器の予備バッテリーを出してニコニコ！

流石に、ねずみ男とハムスターは、「ひまわり同盟」を結んでのか、同時に文句を言い出した！

電車男も反論はするものの、２対１では分が悪い！周りも冷たい視線を投げかける！（私も）しぶしぶ、列車のジョイント部分で、電話を掛けだした。

私としては、この時ばかりは、豆カスを許す気になりました。
そして、貧乏揺すりも、この後、振るえが止まりました。

やれば、出来るじゃないか中国人！！

人様に迷惑を掛ける事が解かったでしょう！

人の振り見て、我が振り直す！

あと、１時間静かに寝れると想い寝ていると

小刻みに揺れる動きに目が覚め、豆カスだらけの自分の膝の上を見つめ

ケンボーの雄たけびが、心の中で鳴り響いた！

お前ら、やっぱり中国人！！

見直した、私が馬鹿だった。

チンピラさんは、平気で動かず３時間寝ていました。
貴方は見かけは悪いが、１番上品です。
素晴らしいです。
感動すら覚えました。

電話男は、最後まで通路で電話を掛けていました。
話相手はどうも女です。それも複数です。
豆でなくて男はもてません。
顔は、林家ぺェーに似ているのですから・・・

いつも、こんな感じで、列車の移動を楽しんでいます。

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